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脳腫瘍の後遺障害による障害年金申請

障害年金相談室 脳腫瘍の後遺障害による申請

はじめに

脳腫瘍がもたらす障害には、肢体機能、言語、視力、聴力、精神などさまざまです。障害年金の制度では、原則、複数の傷病をひとまとめに一障害とみるのではなく、各々を別の障害として判定しています。つまり、肢体障害として、眼の障害として分けて認定していきます。すべての障害で申請するのも可能ですが、診断書を傷病別に何枚も用意しなければならなくなり費用がかかってしまうので、通常は複数ある傷病のなかから重い順に傷病を選び申請します。すべての障害を解説することができないためいくつか事例を挙げさせていただきますが、このページでは申請件数の多い、脳腫瘍による肢体障害の手続きについて解説します。

手続きのポイント

脳腫瘍の障害の一つに、肢体障害があります。脳に腫瘍が現れ、麻痺が起こり、左右どちらか、または、四肢全部の運動機能が奪われてしまう障害です。腕に力が入らない、歩行時につまずきやすいといった3級クラスの障害から、片上肢がまったく機能しない、片下肢がほとんど使えないといった2級、1級クラスの障害まで、重さは人によって違います。

受給できるかどうかは、「麻痺による運動機能障害」を審査する側ににいかにうまく伝えられるかがカギになってきます。審査は書類のみで行われますので、診断書の記述、病歴状況申立書の内容がかなり重要になります。
診断書については、症状通りに記載してもらうことが大切です。症状と相違したままの診断書を提出してしまうと実際に認定されるべき等級より低く認定されてしまいます。また診断書裏面の日常生活動作の項目に自分の障害と違いがないかを確認してください。もしご自分の症状と相違する箇所が見つかった場合は、医師に訂正・追記してもらってから申請しましょう。

病歴状況申立書はかなり重要です!

障害年金を申請するときに必ず提出しなければならないのが病歴状況申立書です。
これは病気の流れを書いていくもので、審査では、診断書の補足する資料として用いられます。

ほとんどの方は初めてですのでコツがつかめず、なかなか書き進めていけないものですが、だからといって適当に済ませば、障害認定において不利になることは間違えありません。

基本的には病気の経緯(治療歴)を正確に記入する必要があります。
しかし、現在の審査の厳しさから考えれば、この病歴・就労状況等申立書により、自分の障害の重さをきちんと伝えておくべきです。脳腫瘍により上肢・下肢のどのような機能障害があるのかを記入していきましょう。

当事務所コメント

「肢体の機能の障害」の場合には、主として日常生活動作の不自由さの程度で判断され、可動域や筋力も含め総合的に認定されます。
脳腫瘍の後遺障害と同様に、以下のような傷病が「肢体の機能の障害」で認定されます。

  • 脳卒中、脳梗塞、脳腫瘍による後遺障害などの脳の器質障害
  • 脊髄損傷、腰部捻挫・損傷、頚部捻挫・損傷、ポリオ、ポストポリオ、脊髄小脳変性症などの脊髄の障害による多発性障害
  • 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの馬尾による障害
  • 進行性キンジストロフィー、パーキンソン病、悪性関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症、(ALS)、シャルコー・マリートゥース病、黄色靭帯骨化症、多発性硬化症、アレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグ・ストラウス症候群)などの多発性障害

※当事務所では、障害年金請求代行をご依頼いただいた場合には、医師に診断書作成依頼の際にご本人に同行して、専門家としてご本人の症状について説明を医師に対して行っています。

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