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うつ病による障害年金申請相談

うつ病の障害年金相談室

うつ病・躁うつ病の患者数は、年々増加傾向にあり、112万人と言われております。

一度発症してしまうと、なかなか改善しにくく、日常生活を普通に送ることが困難になってしまうこともあります。

障害年金は、傷病のために働けなくなったときの生活費や医療費などの負担をカバーすることを目的とした制度です。

 

目次

1 不支給になってしまう一番の理由

2 最も大切なのは、初診日の特定

3 審査で最も重要な書類は診断書

4 病歴・就労状況等申立書は、審査で診断書に次ぐ資料

5 障害認定基準

6 働いていても障害年金はもらえるの?

7 うつ病による障害年金請求事例

7‐1.初診日の証明についての事例

7‐2.社会的治癒の事例

7‐3.事後重症請求の事例

7‐4.認定日(遡及)請求の事例

7-5 不支給後一からの再請求

8 うつ病による障害年金申請相談

9 電話による障害年金無料相談の日程

 

 

うつ病の障害年金請求で不支給になってしまう一番の理由

 

以前は、日常生活能力の判定、日常生活の程度によりおおよそ障害等級が決まっていました。

しかし最近は、日常生活の程度、日常生活の判定が一定の程度で診断されていても、他の症状等の所見との整合性がとれていなければ不支給になることがあります。

 

うつ病の障害年金申請で不支給になってしまう一番の理由は、医師が実際の症状より軽い内容の診断書を作成したものを、何のチェックもせずそのまま提出してしまうことにあります。

 

うつ病・躁うつ病等にかかり、憂うつ気分、気分の落ち込み、不安感、イライラ感、集中力の低下、意欲の低下、自責の念、希死念慮(死にたくなる)、不眠等の症状により長く療養している方は、障害年金が受給できる可能性があります。

しかし、症状とはかけ離れた診断書を提出してしまうことで、下位の等級に決定したり、不支給になってしまっているのが現状です。

 

診断書の内容は提出する前に必ず確認しましょう。

 

生活する上での経済的不安を解消するためにも、制度をきちんと理解して正確な方法で障害年金申請の手続きを進めていきましょう。

 

 

最も大切なのは、初診日の特定

障害年金の手続きを進める上で、最も大切なのは、初診日の特定です。

初診日を証明するために必要な書類が『受診状況等証明書』です。

しかし法律上カルテの保存期間義務は5年であるため、病歴の長い方は初診日の証明を病院で発行してもらえない場合があります。うつ病の方は長い間受診をされ複数の病院に転院されている方が多く、初診日を特定できないことから、障害年金の受給を諦めるケースは多いです。

初診日が証明できない限り、初診日を特定できず、障害年金は受給できません。もし、初診日の証明ができない場合は、客観的に初診日を証明する必要があります。
少しでも不安があるときは、専門家のサポートを受けるのも一つの手段です。

 

 

審査で最も重要な書類は診断書

ただ書類を提出しただけでは、障害年金は受給できません。

そして、提出する書類の中で最も重要な書類が診断書です。

診断書には、発病までの経緯、治療履歴、就労状況、病気の症状、程度、処方薬等多くの情報の記載が必要で、記載にミスがあったり、伝えるべき内容が漏れていたりした場合、診断書の内容を何のチェックもせずに提出するのは、適正な審査を受ける上でリスクが大きいと考えられます。

そして、厚生年金の場合は3級以上、国民年金の場合は2級以上の障害等級に該当しなければ受給できません。審査の材料となるのは、「病歴・就労状況等申立書」や「診断書」等であり、これらで、症状を伝えていくことになります。

診断書は障害認定の審査において最も重要な書類である。診断書は、依頼時に自分の日常生活の状態を伝えたり、家族等と一緒に病院に伺い、伝えてもらうと、うまくいくケースがあります。

診断書に記載する項目には、通常の診療項目にない日常生活の事項が多数あり、その辺を適当に軽く書かれてしまったり、本人も見栄を張って軽い病状を伝えてしまったことから、実際よりも軽い症状の診断書が出来上がってしまい、不支給になっている方が多数おられます。

また、何も症状を伝えず、医師に診断書の作成を任せてしまうと、実際の症状とは全く相違する診断書を作成されてしまい、そのような診断書を提出することで受給できなくなるケースが多発しております。

今まで医師に病状をうまく伝えられていない方は、それを伝えるために、専門家の相談を受けるのも一つの手段です。

 

病歴・就労状況等申立書は、審査で診断書に次ぐ資料

病歴・就労状況等申立書は、審査では、診断書に次ぐ資料として見られます。基本的には、発病から現在までの病状・日常生活の状況等を書くもののですが、内容によって判定が変わるケースがあるので注意が必要です。

例えば、20歳前に精神科に受診をしていたが、4~5年くらい全く受診せず、普通に働き(厚生年金保険加入)、日常生活を送っていたが、再び症状が現れ受診した場合、社会的治癒が認められ再び受診を始めた日を初診日として障害厚生年金を受給することができます。

しかし、20歳前に受診した日から再び症状が現れた日までその期間の状態を詳しく書かなければ、20歳前の初診を初診日とされてしまいます。
病状が現れず、普通に就労し、日常生活を送っていたことを記載しておかないと、病状が継続していたとみなされ20歳前傷病とされ障害基礎年金(所得制限あり)の請求となってしまい不利益を得てしまうので、注意しましょう。

また、社会保険加入中の方は、就労状況や仕事場での援助、どの程度就労ができないかを詳しく記載しないと、実際よりも低い等級や不支給になってしまうこともあるので、詳しく記載していきましょう。

 

 

 

障害認定基準

認定基準 うつ病については、次のとおりに認定する。

障害の程度

障害の状態

1級

そううつ病によるものにあっては、高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時の介護が必要なもの。

2級

そううつ病によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり又はひんぱんに繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの。

3級

そううつ病によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したり又は繰り返し、労働が制限を受けるもの。

1

うつ病の認定に当たっては、次の点を考慮の上慎重に行う。

そううつ病は、本来、症状の著明な時期と症状の消失する時期を繰り返すものである。したがって、現症のみによって認定することは不十分であり、症状の経過及びそれによる日常生活活動等の状態を十分考慮する。

2

日常生活能力等の判定に当たっては、身体的機能及び精神的機能、特に、知情意面の障害も考慮の上、社会的な適応性の程度によって判断するよう努める。

また、現に仕事に従事している者については、その療養状況を考慮し、その仕事の種類、内容、従事している期間、就労状況及びそれらによる影響も参考とする。

 

 

働いていても障害年金はもらえるの?

『働いていると障害年金はもらえないの』、『今、障害年金を受給しているのだけど、働き始めると年金が止まりますか』というご質問を多く受けます。

働きたいという意欲はあるけれども、働くことで障害年金が支給停止されてしまうことを懸念して働くことをためらっている方は多いと思います。

うつ病、躁うつ病などの気分感情障害には客観的な判断基準として、『精神の障害に係る等級判定ガイドライン』ができました。

 

評価の際に考慮すべき要素として『就労状況』とあります。

考慮すべき要素の1つに、『労働に従事していることをもって直ちに日常生活能力が向上したとして、障害等級が下がったり、不支給にされるわけではなく、仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、他の従業員との意思の疎通の状況を十分確認したうえで日常生活能力を判断する。』とあります。

つまり、働いているという事実だけで、障害等級が下がったり、不支給になったりするわけではありません。要は働いている仕事が制限もなくできているかどうかの度合いにより判断されていると考えるとわかりやすいと思います。

 

仕事をするうえで職場よりどのような配慮の中で仕事を行っているかにより判断されているので、仕事をしていても受給できる可能性はありますが、健常者と同じ程度働ける状態であると障害年金を受給するのは難しいと思われます。

 

 

 

うつ病による障害年金請求事例

 

 

うつ病(初診記録の証明)

発病して25年での申請。

1番目の病院の初診時は厚生年金加入。次の病院では国民年金加入。

初めて受診した病院でのカルテは残っていなかった。

その為、2番目に受診した病院を訪問し、カルテを確認。

カルテに○年○月A病院より紹介と記載されていた。その中に、前医で発行していた診断書のコピーが入っており、初診証明の資料とした。

 

傷病名

うつ病

障害の状態思考・運動抑止、憂うつ気分、自殺企図が認められた。
不眠、拒食状態、入浴ができない等、日常生活上母の援助が必要
日常生活又は労働能力日常生活能力が低く、労働能力に欠ける
予後よくなる見込みはない
障害の等級2級16号
その他事後重症における請求
障害厚生年金を受給
手続き上のポイント1番目の初診日の証明ができなかったら、障害基礎年金となってしまう可能性があり、古い記録ではあるが、探すことができ、障害厚生年金の受給となった。

うつ病(社会的治癒)

アルバイト中の人間関係が問題で精神的に落ち込んだことから受診した。

しかし、受診した当時国民年金保険料を納めていなかった。アルバイトを辞め、その後2カ月くらい療養したところ、精神的落ち込み等の症状が治まったために、就職した。

その後、5年くらい症状が現れず、就労しながら普通に生活を送っていた。

仕事に慣れたこともあり、連日残業が続いていたことから、心身ともに疲れ、ふさぎ込むようになった。そして、落ち込み、不眠が続いたために再び受診した。

傷病名

うつ病

障害の状態思考・運動抑止、憂うつ気分、希死念慮が認められた。
不安、焦燥等のため頭痛に悩まされている。
日常生活上妻の援助が必要
日常生活又は労働能力日常生活能力が低く、就労は非常に困難
予後回復の可能性はある
障害の等級2級16号
その他事後重傷における請求
障害厚生年金を受給
手続き上のポイント医療行為を必要とせず社会復帰して普通の生活を送っていることが一定期間継続したことを客観的に証明することがポイント。客観的資料(給与明細等)を添付して認められた。

 

 

うつ病【事後重症請求】

初診から3年ほどAクリニックを継続して受診していたが、症状が良くならず悪化したため為、B クリニックに転院した。

傷病名

うつ病

障害の状態思考・運動抑止、憂うつ気分、意欲の減退が認められた。
不眠、拒食状態、入浴ができない等、日常生活上時に応じて夫の援助が必要
日常生活又は労働能力就労できる状態ではない
予後不祥
障害の等級2級16号
その他事後重傷における請求
障害基礎年金を受給

うつ病 【遡及請求】審査請求により認められたケース

ご自分で請求されたところ、現在の症状については2級が認められていたが、過去の部分は不支給決定であった。審査請求からのご依頼。

提出した書類を検証して、不支給になった原因をまとめた。

不支給になった原因

  • 障害認定日当時に就労をしていた。
  • 賞与が支給されていた。

現症時の就労状況について、診断書に詳しく仕事場での援助の状況や意思の疎通の状況を記載してもらわず、就労しているという事実(勤務先 一般企業)のみの記載で申請した。

傷病名

うつ病

障害の状態思考・運動抑止、刺激性・興奮、希死念慮が認められた。
衝動行為、自殺企図あり。
思考能力が低下しているため、他人と話すことができない。
不眠、過食状態、入浴ができない等、日常生活上妻の援助が必要
日常生活又は労働能力日常生活能力が低く、労働はできない
予後よくなる見込みはない
障害の等級2級16号
その他障害認定日における請求
障害厚生年金を受給
手続きのポイント

認定日当時就労していたことについて、当時の就労状況を詳しく説明し、客観的資料も添付して労働が困難であることを証明した。

 当時の就労状況について

 週3日記勤務であるが欠勤もしばしばみられる状況

 上司が病気の状況を理解しており産業医の管理の下の就労

 

上記の概要を証明することで、過去にさかのぼり2級への処分変更となった。

 

 

 

うつ病【不支給後一からの再請求】

数年前にご自分で請求したところ、障害認定日及び現症とも不支給となった。当時の傷病名は全般性不安障害であった。

事後重症請求でも認められればと、当所へご依頼いただいた。

 

病歴

不眠、落ち込みが続き、15年位前にA病院へ受診。

全般性不安障害と診断された。

その後、同病院で治療を続けていたところ、最近になり、うつ病と診断された。

そこで、ご本人様が再度障害年金を請求することを決意され、再請求となった。

傷病名

うつ病

障害の状態思考・運動抑止、憂うつ気分、自殺企図が認められた。
対人緊張・恐怖のため引きこもりの状態
不眠、意欲の低下、拒食状態、入浴ができない等、日常生活上妻の援助が必要
日常生活又は労働能力日常生活能力が低く、就労は困難
予後よくなる見込みはない
障害の等級2級16号
その他障害認定日における請求
障害厚生年金を受給
手続き上のポイント

カルテのコピーを入手し、これまでの病状・病歴入院歴を確認した。

再度主治医にカルテを見直してもらい障害認定日時点の診断書と請求日現症の診断書の作成をお願いしたところ、過去に躁状態があったことや異常行動を行っていたことや、症状が重かったことが分かった。

 

うつ病による障害年金申請相談

毎週水曜日に、障害年金についての電話による無料相談会を終日まで実施します。
時間は10:30~17:00です。

都合により変更する場合がありますので下記からご確認をお願いします。

詳しい日程はこちらから

以下のような方、ご相談ください。
  • 医師が自分の症状を真剣に聞いてくれない。
  • 自分で申請して認められるか不安だ。
  • 「障害等級」に該当しないといわれた。
  • 「不支給」の決定を受けたが、不服申立てをした。
  • 申立書の書き方に自信がない。
  • 傷病名が複数あるり、どのように扱えばいいのか解らない。
  • 一度自分で請求手続きをしたが不支給となったため、再度請求手続きをしたいと考えている
  • 外出できず自分で手続きができない。
  • 初診日がいつかわからない
  • うつ病で、休職・退職をお考えの方

当事務所では、障害年金請求手続の代行をご依頼いただいた場合には、医師に診断の作成をお願いする際に、ご本人に同行して、専門家として診断書についての説明を医師に対して行っています。

うつ病・躁うつ病と受給可能性の関係

  • 医師から手続きを勧められた→障害年金2級の可能性が!
  • 精神障害者手帳2級→障害年金2級の可能性が!
  • 傷病手当受給中→障害年金2級・3級の可能性が!
  • 労働制限(短時間就労等)→障害年金3級の可能性が!

※医師から障害年金の手続きを勧められた場合、医師が重症と認識しており、2級の可能性があります。
※精神障害者手帳2級の場合、医師が重症と客観的に認識することから、2級の可能性があります。
※傷病手当受給中の場合、労動不可能な状態であり、休職を要している状態の為、2級・3級の可能性があります。

うつ病でお悩みの皆様方に

障害年金は、傷病のために働けなくなったときの生活費や医療費などの負担をカバーすることを目的とした制度です。障害年金は請求をしなければ、もらうことができません。

そして、障害年金請求の手続きは、年金制度が複雑であるために理解しがたく、自力で障害年金の受給権を取得するのは、非常に困難となっています。障害年金の認定は、書類上の認定なので、実際の障害の症状とは乖離が発生しがちなのです。

ですから、診断書、申立書の作成には充分注意を必要とします。私は、年金の窓口職員や医師と本人やその家族の間の橋渡しをして交通整理をすることで、少しでも皆様方の力になれればと思います。

お問い合わせは無料となっておりますので、気軽にご相談ください。

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障害年金受給後、他人に知られることはありません。受給の記録は年金手帳には記録されず、有無を調べることも出来ません。

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「貰えることを知らなかった」 そんな声も多い障害年金。日常生活や労働が困難になっている方、障害年金の申請はお済みですか?再度請求をお考えの方もまずはご相談ください。

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